2008年4月24日木曜日

話し方トレーニング 第1回ボイストレーニング

摂津市立男女共同参画センター・ウィズせっつで、「話し方トレーニング」に参加した。昨日は2回コースの第1回ボイストレーニング。講師は元フリーアナウンサー・池本みよ子さん。

◆セミナーのねらい
1.発声トレーニングにより、心地のよい自信に満ちた「声」を発見する
2.「印象に残る声」によるしっかり伝わる自己紹介を体験する

●相手が受け取る「声」の印象
・頭から出る声=人間味がない
・のどから出る声=話をしている方も聞いている方も、力が入ってしまい、しんどい
・ボソボソ声=頼りない、説得性がない

また、話し方にも性格は表れてくるよう。
・早口=わかりにくい、落ち着かない、焦った感じ
・言葉がはっきりしない=怪しい

※たった1・2秒ゆっくり話すだけで、丁寧に感じられる。
アイコンタクト&殺しの3秒
たっぷり気持ちを込めて接してくれた方が、相手も「自分のために時間を取ってくれた」…と受け取り好印象を与えるらしい。普段すぐに早口になってしまうので気をつけよう!

<私の目標>
ゆっくり落ち着きのある声で、言葉をハッキリと伝えられるようになりたい。

◆メラビアンの法則
身体(ボディランゲージ)55%・声(話し方)38%・言葉(話の内容)7%
→声+身体チャンネル(非言語要素)が93%と、インパクトの大多数を示している。「話の内容」も大切な要素となるが、それ以前に、いかに相手の心をつかむかが重要視されるようだ。

Ⅰ.腹式呼吸による効果的な発声法
・下腹部の筋肉を使い横隔膜を下げ、肺の面積を広げ空気を入れる。たくさんの空気を下腹部で支え息をコントロールしながら、のどに負担のかからない安定した声を出す。
・声を前に出すためには…声を棒状にして確実に目標に届けるイメージで伝える。

Ⅱ.明確な音作り
・苦手な音を訓練する

Ⅲ.しっかり話す
1.話すことと息づかいの関係

言葉を伝えるとき、出だしは高く強い音で始まり、だんだんと下降して、低い音で終わる自然な山形を作ると、相手の耳にすっと入っていく。自分の伝えたい意味の一区切りを、この自然な山形で声に出す。

声の準備が整わないまま話し始めたり、内容に関係なく区切ったりすると、途中で音程を持ち上げて強調してしまい、不自然なフシを作り出してしまう。

「オイッ、鬼太郎!」・・・とマネしてからセンテンスの出だしを始めると、あ~ら不思議!上手く行った!

慣れてきたら、心を通して後ろから自分の両脇を通って発声するイメージを。気を後ろに!(出来れば1mくらい)→人間の深み→発言が人に皮膚感覚で伝わる・・・「離見の見」※

※「離見の見」とは、能の世阿弥の言葉で、能を観てるお客の目線で自分を見ること。

2.制約の中の自由
土台のないところから自由な表現をしようと考えてもなかなかうまくいかない。
・まず型を持ち、型の中の安心を積み重ねる
・そこから生まれる自信によって本人がリラックスし、自在に話せるように工夫する

最後に、
文書を作り、声の調子と語尾をしっかり下げることを第1に考えて、ゆっくり大きな声で発表することになった。

こんにちは→礼→。。。。です。
私の住んでいる。。。は、。。。な町です。
そして、。。。なところです。
ありがとうございました→礼

<感想>
たった2時間のセミナーだったが、参加者全員が、初めに自己紹介をしたときよりも、良く通るきれいな声で表情豊かに発表をすることができたのには驚いた。人前に出るだけでも緊張するので、コツを忘れないうちにトレーニングを繰り返しやってみよう!何事も“準備が大切”ということを実感した。目標までは程遠いが、「オイッ、鬼太郎!」・・・だけは、普段からマネしてたので参加者の中で一番上手にできた(全く自慢にならないな~)来週が楽しみ♪

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